長崎大学工学部では、技術職員が学生さん達の授業や研究活動をサポートしています。
このブログでは、技術職員の視点から、工学部で行われている授業や研究の様子を紹介していきます。
「ある日の技術職員」では、工学部で授業や研究をサポートする技術職員の一日を紹介します。
第2回目も、[機械系技術職員Uさん] の業務に密着し、工学部機械工学コースの学生さんたちの研究活動の様子をご紹介します。
11月某日、この日は天草への出張です。
「ある日の技術職員 Vol.1」でもご紹介しましたが、長崎大学工学部にはターボ機械を専門とする先生が在職しており、その研究室では学部4年生や修士課程の学生さんたちが潮流タービン開発に関する研究を行っています。(詳しくはこちら)
多様な研究が行われていますが、中でも、潮流を利用して発電した電気でデータを収集、送信する「スマートブイ」の開発が活発に行われており、実は現在、天草の海には研究中のスマートブイが浮かんでいます。これは、室内水槽実験などで動作確認を行ったスマートブイを実際に海に浮かべ、データ収集や送信の動作を確認するためです。
本日は、技術職員Uさんが天草の海に浮かぶスマートブイのメンテナンス作業を支援したときの様子をご紹介します。
道中は割愛し、天草に到着です!
午前中は、Uさん以外の技術職員と学生さんたちで海に浮かぶスマートブイの状況を確認します。
さて、今回なぜ天草に来たのかを少しお話しします。
天草の海に浮かぶスマートブイには、ブイの傾斜を測定する「加速度計」が搭載されており、そのデータは遠く離れた長崎大学の研究室に送信されています。
ある日、技術職員のUさんが研究室で「加速度計」のデータを確認していると、スマートブイが傾いているようなデータの傾向が見られました。
そこで、実際に現地でスマートブイの状況を確認し、ついでにスマートブイのメンテナンスも行おうと、天草に来たのです。
さて、天草での作業の際に毎回お世話になっている小川さんの船「海雄丸」に乗船し、スマートブイの元に向かいます。
午前中は流れが速く、スマートブイには近づけなかったため、遠目から確認したところ、スマートブイが倒れているのを目視で確認できました。
「目視確認」ーこれが大事な作業で、スマートブイから長崎大学の研究室に送信されたデータから読み取れたことと、実際の状況が同じであることを確認します。
さて、一度港に戻り、潮どまりを待って午後からはメンテナンス作業を行います。
と、ここでUさんが合流です!
みんなでお昼ご飯に向かいます。
お昼は「天草漁協レストラン」の日替わりメニューです!


↑お昼の様子です。学生さんも一緒に、みんなで日替わりメニューを頂きます!
さて、凪の時間を狙って、スマートブイに付けている「点滅灯」の交換作業です。
しっかり作業を行い、無事終了!
・・・え?今回お昼の写真しか出てないじゃん、と思いましたか?
そうなんです。実は今回メンテナンスを行ったスマートブイはまだ研究・開発段階で、お見せすることができないのです。(残念です(>_<))
そんなわけで、今回のブログはここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました〜
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