長崎大学工学部では、技術職員が学生さん達の授業や研究活動をサポートしています。
このブログでは、技術職員の視点から、工学部で行われている授業や研究の様子を紹介していきます。
「ある日の技術職員」では、工学部で授業や研究をサポートする技術職員の一日を紹介します。
第4回目も、[機械系技術職員Uさん] の業務に密着し、工学部機械工学コースの学生さんたちの研究活動の様子をご紹介します。
本日はまたまた、1泊2日で天草の海へ出張です。🚙=3=3
今回の作業内容は、天草の海に浮かぶスマートブイのセンサー洗浄と点滅灯の交換です。
点滅灯の電池は、月に1回の交換が必要となっています。
メンバーは、4月にスマートブイの研究室に配属されたばかりの新4年生が2人、修士2年の学生が1人、そして技術職員のUさんの計4名です。
(スマートブイって何?天草って?と思った方は過去のこちらのブログをご覧にください)
朝から元気に出発!
道中割愛しまして、天草に到着後、さっそくメンテナンス作業の準備を開始します。
今回は午後5時の潮どまりを狙って作業を行う予定です。
本日もお世話になるのは、海雄丸と船長の小川さんです!

↑海雄丸を背に記念写真。本日のメンバーと船長の小川さん(右端)です。
ポイントまでは漁船でおよそ40分。
港を午後3時半に出航し、ポイントに早めに到着して近くでしばらく待機します。
さて、作業開始です!
あいにくの悪天候で、潮どまりとはいえ風が強く、船は大きく揺れます。
小川船長の見事な操船技術により、スマートブイのすぐそばに船を横付けし、無事にブイを引き寄せることができました。

↑こちら、装置の一部です。きれいにして海に返しました。
…..回収した装置にはエビのような謎の生物や水草等がたくさん付着しています!
Uさんも初めのころは触るのが苦手だったようですが、今ではまったく平気なご様子で、洗浄作業を淡々とこなします。
その後も電池交換やら確認作業やらをこなし、ブイを再設置します。
本日の作業終了!
無事に作業を終え、ふと海を見ると……なんとイルカを発見!
実は、長崎大学のスマートブイが設置されているこの天草のポイントは、イルカウォッチングの名所としても知られているんです。
作業を頑張ったメンバーたちへのご褒美ですね!
今夜は天草に宿泊し、翌日の午前中は、スマートブイの動作を監視します。
問題がなければ帰宅、何か不具合が見つかれば再び船を出してもらって対応する予定です。

↑(おまけ)夕食です~!天草の新鮮な海の幸をたっぷりいただいて、翌日も作業を頑張ります。
そんなわけで、今回のブログはここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました〜
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