■工学部への進学を決めたのはいつ?

M. S.
高校1年半ば、文理選択のときです。父や祖父が建築やエンジニア関係の仕事に就いており、自然と興味が湧きました。高校2年になると物理や化学の学びが専門的になり、理科が社会での役割を考えるようになりと、ものづくりへの意識がさらに膨らんできました。

M. T.
幼いころから物づくりに興味があり、高校から工業高校機械科に進学しました。工業高校3年間で学んだことをさらに勉強して、技術を磨きたいと思うようになり、工業高校生が受けられる総合型選抜入試で受験しました。

Koto
私も高校時代にロボット制作をしていた経験から、ものづくりという大きな分野に興味が湧き、将来もそれらに携わる仕事がしたいと考えるようになりました。電化製品の開発や設計に携わるエンジニアになりたいと思っています。

Mina
小さい頃から建築・土木分野に興味があり、小学生の頃くらいから何となく理系の道を目指していました。ただ、社会環境工学コースに決めたのは高校3年生の時、長崎大学工学部のコース概要を読んで惹かれたからです。その時、自分が学びたい分野は建築ではなく土木だと気付きました。

Y. N.
高校理科で意識が高まるのはすごい! 私も高校1年で理系にしましたが、当時はまだ漠然としていました。特に電気電子工学に決めたのは受験直前。生活に欠かせない技術だし、人を感動させるエンターテインメントの分野でも活躍できると知って決めました。

Koha
私はもともと医療系学部を目指していたのですが結果が出せずにいたところ、家族から構造工学を勧められました。幼い頃、工作や絵画が好きだったことから建築の道を指し示してくれたんです。進路変更には勇気が必要でしたが今は建築の勉強に引き込まれています。

S. K.
進路変更は緊張しますよね。私も薬学部から化学物質工学に変更しました。幼い頃から薬剤師に憧れがあったのですが、ある日「私がやりたいのは化学、実験だ」と気付いたんです。決断できてよかったと思います。あらゆる方向から化学を学ぶことは大変ですが面白いです。様々な疑問は化学で解決できます。

K. H.
私は高校時代、化学が大っ嫌いで当初は興味があった情報工学への道を考えていました。進路変更の理由は「好きなことは独学できる。一方、嫌いな分野は教わらなければ難しい。しかも化学は人間の暮らしに必要不可欠な分野で、ものづくりでは避けて通れない」と考え直したからです。進学後に分かったことは、大学化学は高校化学は全く別。暗記は少なく、関連性や流れを掴みながら学ぶことができるので、納得できるし楽しいです。


■長崎大学工学部での生活はどう?

S. K.
化学をずっと勉強できることが嬉しいです! 実験で様々な薬品を使えることもワクワクです。直近では中和点滴の実験をしました。入学前は男子が多いイメージでしたが私の代は3分の1が女子。ソフトボール大会などイベントも多くすぐに全員と仲良くなりますよ。

Mina
入学前は女子がほとんどいないイメージだったので友達ができるのか、学校に馴染めるのか不安でしたが、女子が少人数だからこそまとまりがあると感じます。男子も気さくでとても話しやすいです。3年生になり専門分野の学びが深くなりました。社会に出て必要とされる知識・技術を基本から学ぶことができ、非常に面白いです。実験でも現場をイメージしながら学んでいます。

M. T.
私の代の機械工学コースには女子が7人もいます! 男子女子関係なく、仲良くできるクラスなので楽しいです。2年生から本格的に実習が始まるので、そちらについても楽しみにしています。

Y. N.
電気電子工学コースも、私の代は女子が7人もいてみんな仲良しです。私は工学部の学園祭を運営するサークルに入っています。授業で学んだ電子回路やプログラミングの知識を活用してモーターや赤外線LEDを使用したゲームを作りました。先輩や技術職員の方に教えてもらいながら制作でき達成感がありました。

Koha
女子が少ないからこそみんなが仲良くなる気がしますよね。私は構造工学を学ぶようになってから、建築物への見方が変わって街歩きがもっと好きになりました。長崎は異国情緒あふれる街並みがあります。世界遺産の大浦天主堂やグラバー邸、旧香港上海銀行長崎支店記念館、崇福寺など様々な建築を見ることは建築の勉強にもなっています。

M. S.
高校生の頃は、構造工学を建築が中心の学問だと思っていました。実際は、自動車や船、飛行機について幅広い構造物について勉強することができます。勉強すればするほど身近にある製品がいかに洗練されたフォルムなのかが分かるようになり日々感動しています。

Koto
専門が深まるたびに学ぶのが楽しくなりそうですね。私も、今年2年生になり、機械設計や工作に関する科目など専門性が深い授業を受けられるので、ワクワクしています。ただ、昨年も教養科目で他学部の学生と仲良くなることができて、視野を広げることができたので、それも楽しかったです。

K. H.
私はコース横断科目「創成プロジェクト」を2年連続で受講しました。他コースの学生とチームを組み社会課題の解決を目指す科目です。解決の糸口を探して製品を開発し、結果を先生方の前で発表します。学生が中心になってアイディアを形にでき、専門家から評価してもらえる貴重な経験だったと思います。


■長崎の魅力を教えてください

K. H.
コンパクトな街で暮らしやすく、大学生にとって過ごしやすい環境です。観光地が近くにあり、街自体に活気があって元気をもらっています。私のお気に入りは新地中華街です。華やかな装飾がある建物が面白いですよ。海なし県の出身なので海がある風景も好きです。

Y. N.
路面電車があることも過ごしやすいポイントですよね。大学から駅、ショッピングモールなど主要な場所に片道140円で移動できます。路線も分かりやすいので利用しやすかったです。

Koto
大学の近くにもショッピングモールや商店街、飲食店がたくさんあってとても便利だと思います。授業の合間に、食事や買い物もできます。そして、市内は路面電車が通っているので、少し離れた場所への移動も楽です。

Mina
路面電車は本当に便利ですよね。大学から駅、ショッピングモールなど主要な場所に片道140円で移動できます。路線も分かりやすいので乗りやすかったです。

Y. N.
遊びに行くときには九州各県へ向かう高速バスも便利ですよ。文教キャンパスの裏の昭和町は高速バス専用のバス停です。私はたまに福岡へ遊びに行っています。

S. K.
私も帰省に高速バスを使います。大分行きの高速バスは昭和町バス停から1日3本あり、かなり便利です。交通から話は外れますが、私がオススメする長崎の魅力は夜景です。稲佐山のように有名な場所ではなく、大学周辺に綺麗な場所があり夜のお散歩も楽しいです。そして猫が多いのも好き🎵

M. T.
私は、行事や、お祭りが多いところも長崎の魅力だと思います。夏は港に帆船が集う「ながさきみなとまつり」、「長崎くんち」、冬はランタンフェスティバル。1シーズンに1度、ユニークなイベントがあって楽しんでいます。

M. S.
長崎市以外の県内エリアも面白いですよ。私は、地元出身で長崎のことは知っているつもりでしたが、車の免許をとって行動範囲が広がり違う魅力ができました。大村や島原など少し離れただけで雰囲気が変わります。また、長崎市中心部は再開発中なので、日に日に活性化していく街を見ることも楽しいです。

Koha
私も時々、市外まで遊びに行きます。海も山もあり自然に囲まれていながら、買い物も近くで楽しめる。都会すぎず、田舎過ぎることもない丁度いい環境だと思います。そして、商店街などに行くと地域の人の優しさに触れます。学生の一人暮らしに優しい街だと感じています。